研究課題/領域番号 |
17K10545
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
山口 剛 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (10510290)
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研究分担者 |
谷 眞至 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60236677)
清水 智治 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70402708)
笠間 和典 医療法人社団あんしん会四谷メディカルキューブ(臨床研究管理部), 減量・糖尿病外科センター, センター長 (90572561)
内藤 剛 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (50291258)
関 洋介 医療法人社団あんしん会四谷メディカルキューブ(臨床研究管理部), 減量・糖尿病外科センター, 医師 (00774407)
大城 崇司 東邦大学, 医学部, 准教授 (60404563)
井上 健太郎 関西医科大学, 医学部, 教授 (90368209)
山本 寛 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (00283557)
貝田 佐知子 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (70710234)
三宅 亨 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (70581924)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 減量・代謝改善手術 / 減量効果不良 / スリーブ状胃切除 / 減量目標値 / 減量効果予測 / 総体重減少率 / 腹腔鏡下スリーブ状胃切除術 / 減量効果不良因子 / 術後減量予測 / 腹腔鏡下スリーブ状胃切除 / 外科 / 肥満 / 糖尿病 / 肥満外科 / 糖尿病外科 |
研究成果の概要 |
国内の5つの肥満症外科手術認定施設でスリーブ状胃切除術を受けた248例のデータを後方視的に検討し、術後1年の全体重減少率を予測する予測式を作成した。術後1年の減量効果不良の識別に関する、この予測式と術後3か月の全体重減少率(実測値)のReceiver operating characteristic曲線分析における曲線下面積はそれぞれ0.846/0.803であった。術後1年の減量効果不良の識別に関して、予測式による予測値および術後3か月の全体重減少率(実測値)のカットオフ値を感度80%以上で設定するとそれぞれ30%/22%であり、98%以上の特異度で設定するとそれぞれ22%/15%であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界中で増加している高度肥満症に減量・代謝改善手術は有効で、2 型糖尿病、高血圧等の併存疾患の改善も認める。医療経済面も利点が大きく、現在世界で年間40 万件以上の同手術がされている。しかし約20%の症例で術後減量効果不良となり、その機序は未解明である。術後1,3,6か月時の通院が推奨されているが、これらの時期における減量目標値はない。本研究では、減量・代謝改善手術後の減量効果不良因子を同定し、それらを用いた術後1年の減量効果を予測する式を作成した。この予測式および術後3か月の全体重減少率を用いれば、術後3か月における減量目標値が設定でき、より効果の高い減量外科治療を行うことが可能となる。
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