研究課題/領域番号 |
17K10546
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
鈴木 栄治 京都大学, 医学研究科, 准教授 (00612897)
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研究分担者 |
片岡 竜貴 京都大学, 医学研究科, 講師 (20343254)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 乳癌 / 脳転移 / 遺伝子発現解析 / 乳がん / 乳癌脳転移 / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
乳癌脳転移に特異的な分子同定を目指し実験的に遺伝子発現解析を行った。 マウス乳癌細胞株であるEMT6を用いた脳転移モデル作成を行った。まずはじめにEMT6-WT細胞のマウス頸動脈への注射を行い4週間後脳組織、肺組織を採取し同組織を細片化し細胞懸濁を作成し培養した。培養にてEMT6細胞が確認されこれを脳転移細胞と同定しEMT6-Br1とした。EMT6-Br1細胞を再度頸動脈から注射し再び脳組織培養しEMT6脳転移細胞第二世代を樹立した(EMT6-Br2)。EMT6-WTおよびEMT6-Br2細胞のRNA-seqにより脳転移特徴的な遺伝子群が同定された。今後これら遺伝子の機能解析を行っていく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳癌脳転移は効果的な治療法が確立されておらず予後不良である。今回乳癌脳転移に関する重要な遺伝子群が同定されることにより新規治療法の開発に繋がることが期待される。ここでは乳癌脳転移細胞に特徴的な遺伝子の同定のみならず乳癌脳転移組織内に存在する免疫細胞など間質細胞の遺伝子的特徴の解析を行う。これにより乳癌細胞間質細胞の相互作用観点からの脳転移制御が可能となり、より治療効果の高い新規治療法の開発ができるものと考える。
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