研究課題/領域番号 |
17K10548
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
武田 力 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教授 (80236471)
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研究分担者 |
山本 浩文 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30322184)
長谷川 武夫 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教授 (80077784)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 温熱療法 / 免疫チェックポイント阻害剤 / PD-L1 / 免疫チェックポイント阻害 / 磁気温熱療法 / 免疫チェックポイント / ドラッグデリバリー |
研究成果の概要 |
我々の施設では一度は免疫チェックポイント阻害薬不応状態になった膵癌患者でも温熱療法との併用で再び著効した例を経験した。本研究データから、温熱療法により浸潤誘導されるCD8+T細胞がIFN-γを介してPD-L1の発現増強を誘導し腫瘍細胞の温熱抵抗性に関与する可能性が考えられ、免疫チェックポイント抗体は抑制された細胞性免疫を活性化することで、両者の併用療法が有効となるのではないかと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
温熱療法は主として症状緩和に利用され、単独では癌の治療効果は乏しいが、抗癌剤や放射線の増強効果が知られている。近年、免疫チェックポイント阻害剤が新たな癌治療として脚光を浴びているが、本研究では温熱療法と免疫治療との併用効果をもたらすメカニズムが示唆された。動物実験の数を増やした検証が必要であるが基幹となるセオリーを示せたことは大きな意義があり、今後の温熱免疫療法の基盤となる研究であると考える。
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