研究課題/領域番号 |
17K10554
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
中条 哲浩 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (20404486)
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研究分担者 |
新田 吉陽 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (20725733)
田上 聖徳 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任助教 (50721031)
夏越 祥次 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70237577)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 甲状腺内視鏡手術 / 内視鏡頸部郭清 / 頭側尾側アプローチ / 2方向アプローチ / BAVANS / 内視鏡頸部郭清術 / 2方向アプローチ / 内視鏡下頸部郭清 |
研究成果の概要 |
本研究では、先行する2つの研究成果をもとに、安全性と根治性を飛躍的に向上させた新しい甲状腺内視鏡手術を開発し、甲状腺進行癌に対する内視鏡下の頸部リンパ節の完全郭清を行うための専用器具の開発を行うことを目的とした。 具体的には、視野可変式硬性内視鏡を使用した甲状腺癌に対する新しい内視鏡手術術式(upgrade BAVANS)を開発・完成させ、安全性を高めるための専用器具(頸部の筋肉を切断することなく牽引して良好な視野展開を可能にする特殊筋鉤や、甲状腺の血管を内視鏡下に安全に処理するための器具)を開発して製品化した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における専用器具の開発により、これまでの甲状腺内視鏡手術より大きく根治性を高めた内視鏡下甲状腺悪性腫瘍手術が可能となった。これまでは比較的早期の甲状腺癌を適応としていたが、本研究によりある程度進行した甲状腺癌についても甲状腺内視鏡手術の適応範囲が広がった。 甲状腺癌は女性に多い疾患であるが、整容性のみならず従来の開創手術を凌駕する根治性を備えた内視鏡下甲状腺悪性腫瘍手術が開発されたことは社会的にも非常に意義深い。
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