研究課題/領域番号 |
17K10561
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
坂本 隆子 自治医科大学, 医学部, 講師 (80196089)
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研究分担者 |
谷本 圭司 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教 (90335688)
林 慎一 東北大学, 医学系研究科, 教授 (60144862)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | トリプルネガティブ乳がん / レスベラトロール / 細胞形態 / 細胞浸潤能 / Bcl2阻害剤 / E-カドヘリン / p21 / ヒストンアセチル化 / DNAメチル化 / ヒストン修飾 / エピゲノム / エストロゲンレセプター / 分化誘導 / 癌 / 食品 / 生理活性 / 遺伝子 / 発現制御 |
研究成果の概要 |
トリプルネガティブ乳がん(TNBC)の特異的治療法は、遺伝性乳がんを除くと確立していない。そこで、TNBC細胞に対するレスベラトロール(RSV)の作用を検討し、TNBC治療・予防薬としての可能性を解明した。RSVは、MDA-MB-231及びBT549-Luc細胞の上皮様形態変化、細胞浸潤能の抑制、Bcl2阻害剤殺細胞効果の増強を誘導し、CDH1(E-カドヘリン)やCDKN1A(p21)遺伝子発現とヒストンアセチル化を増加させた。既報及びノックダウン実験から、両遺伝子の発現亢進が転移能の抑制や抗がん薬剤効果の増強に関与することが示唆され、TNBC治療・予防薬としてのRSVの可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
TNBCは悪性度が高く予後不良であることから、新規治療・予防法の開発が望まれている。本研究では、複数のTNBC細胞を用い、エピゲノム制御作用があるRSVの治療・予防薬としての有用性とその分子機構を示すことができた。食品成分であるRSVと他の薬剤との併用効果や、RSV単剤での転移能抑制作用が解明されたことは、新規エピゲノム治療薬として食品成分の可能性を示すという学術的意義に加え、特異的治療法が確立していない疾患に対する新規治療戦略としての社会的意義が大きいと考えられる。
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