研究課題/領域番号 |
17K10562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
野田 弘志 自治医科大学, 医学部, 准教授 (00382937)
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研究分担者 |
鈴木 浩一 自治医科大学, 医学部, 准教授 (70332369)
力山 敏樹 自治医科大学, 医学部, 教授 (80343060)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 多発癌 / セントロメア / 脱メチル化異常 / 染色体不安定性 / Satellite α transcript / Satelliteαtranscript / 脱メチル化 |
研究成果の概要 |
レンチウイルスを用いて乳腺上皮細胞株にSatelliteαtranscript (SatA)を遺伝子導入しました。染色体不安定性をもたらす有糸分裂異常を免疫細胞化学によって調べたところ、MicronucleiおよびAnaphase bridgeといった有糸分裂異常の頻度はSatAの過剰発現細胞において有意に増加していることを明らかにしました。さらにマウスMajor SatA配列を搭載したレンチウイルスベクターを作成しマウスの乳癌発生モデルに投与しました。DMBAとステロイドを経口投与し、マウス生体の乳管内にレンチウイルスを感染させ、染色体不安定性を介する多発癌発生の機序を進めています。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
組織のみならず非癌部組織でも亢進しています。単発癌に比べて多発癌の非癌部背景組織で有意に高い事より、SatAは「field cancerization」に働き、大腸癌、乳癌の多発発生に関わっている可能性が考えられます。昨今の縮小手術の普及は異時性発癌のリスクを助長すると懸念され、その機序の解明は喫緊の課題です。本研究では、SatAが関わる多発癌発生の機序を明らかにします。
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