研究課題/領域番号 |
17K10590
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
古川 高意 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 専門研究員 (00736530)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | マイクロRNA / IsomiR / 食道扁平上皮癌 / 次世代シークエンサー / miR / isomiR / エクソソーム / miRNA / 化学放射線療法耐性 / エクソソーム解析 |
研究成果の概要 |
当院で治療を行った食道扁平上皮癌患者(ESCC)と健常者(HC)より採取した血清のmiR/isomiRの発現を次世代シークエンサーにて調査した。これらの症例を2群に分け、90%以上で検出可能、平均リード数が有意に2倍以上異なるものを診断バイオマーカーと定義し、両群間で再現性を確認した。その結果、多変量線形回帰解析にて1つの成熟したmiR(X)と2つのisomiR(Y, Z)が選択された。これらを用いた診断パネルによるインデックスはHCに比べてESCC症例にて有意に高値で、食道腺癌や高度異型性の症例でESCC群と比較して有意に低値であった。(miR/isomiRの名称は匿名としている。)
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次世代シークエンサーにより選択した1つの成熟miRNAと2つのisomiRを用いた診断パネルインデックスは食道扁平上皮癌の診断に高い精度を持ち、食道扁平上皮癌にて食道腺癌や高度異型性症例より有意に高値であることから、新しいバイオマーカーとして機能すると考えられる。これらを用いた食道扁平上皮癌術前化学放射線療法施行群での治療効果との相関の検証などへの発展が見込まれる。
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