研究課題
基盤研究(C)
間質増殖因子CCN(Cyr61:cysteine-rich 61、CTGF:connective tissue growth factor、Nov:nephroblastoma overexpressed)family は4つの特徴的なモジュールを有し、様々な細胞外シグナルを制御するタンパク質ファミリーである。本研究の目的は、膨大な消化器癌データベースを用い、消化器癌におけるCCN familyの発現意義を解明し、新規治療法開発に寄与する事である。当科の有するデータベースを用い、消化器癌におけるCCN family 発現と臨床病理学的因子、分子的変化との関連を網羅的に解析する。
本研究では間質増殖因子CCN(Cyr61:cysteine-rich 61、CTGF:connective tissue growth factor、Nov:nephroblastoma overexpressed)family の消化器癌における意義を明らかにすべく、グローバルかつ膨大な消化器癌データベースを用い、検討を行った。その結果、CCN familyの一つであるCCN4が食道癌の癌進展、予後不良に関連する可能性が示唆された。また、飲酒歴およびリンパ球浸潤低下と関連する可能性もあり、今後の発癌予防および免疫を介したがん治療に寄与できる可能性が示唆された。
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すべて 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 1件、 査読あり 12件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件)
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