研究課題/領域番号 |
17K10616
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 千葉県がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
星野 敢 千葉県がんセンター(研究所), 消化器外科, 主任医長 (10400904)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 食道癌 / microRNA / バイオマーカー / microRNA-106b / エクソソーム / miR-106b / microRNA-106b-25 cluster / MCM7 / 食道扁平上皮癌 / miR-1246 / microRNA-1246 |
研究成果の概要 |
microRNA(miR)-106b-25 clusterの血液中での発現解析ならびに新規バイオマーカーとしての有用性の検証を行った。また、その血清中での存在機序の解明についてhost geneであるMCM7との関連性、細胞外小胞エクソソームの関与に着目し検討を行った。食道扁平上皮癌におけるmiR-106b-25 clusterのバイオマーカーとしての有用性が確認された。miR-106b-25 clusterはhost geneであるMCM7とは腫瘍内において異なる挙動を示し、血清中への分泌についてはエクソソームの関与が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
miR-106bは健常者血清中との比較において患者血清中では有意にその発現が低下しており、一方でmiR-93、25については有意な発現変動を認めなかった。また同時に我々のこれまでの報告からも血清中のmiR-1246高発現は食道癌患者の有力なバイオマーカー候補と考えられているが、多検体を用いてmiR-1246/106bのratioを検討した結果、食道癌のスクリーニングにおいてAUC 0.901、感度:80.0%、特異度:80%と極めて良好な結果が得られた。また、miR-106bの血清中の発現には細胞外小胞エクソソームが関与しているものと考えられた。
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