研究課題/領域番号 |
17K10620
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川合 一茂 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80571942)
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研究分担者 |
畑 啓介 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (60526755)
野澤 宏彰 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80529173)
渡邉 聡明 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80210920)
石原 聡一郎 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (00376443)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 上皮間葉転換 / 大腸癌 / 化学放射線療法 / Temsirolimus / Chloroquine / SN-38 / 放射線 / 直腸癌 / 放射線療法 |
研究成果の概要 |
直腸癌に対して術前化学放射線療法が広く行われている。我々は大腸癌細胞株に放射線照射を行い、細胞株に上皮間葉転換が誘導され遊走能が亢進することを確認した。さらにmTOR阻害剤であるTemsirolimusとAutophagy阻害剤であるChloroquineを併用することで細胞のViabilityを低下させることなく放射線誘導性の遊走能の上昇を抑制した。 いずれもすでに臨床使用されている薬剤であり、直腸癌化学放射線療法の新たな候補となり得ると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
直腸癌に対し欧米では化学放射線療法が広く行われているが、この治療は大腸癌局所の制御には有用であるが、術後に出現する遠隔転移が予後規定となることも多く、その制御が課題である。我々は放射線照射が場合によりむしろ遠隔転移の出現を促進するかもしれないこと、これをTemsirolimusとChloroquineの組み合わせにより抑制できる可能性があることを示した。いずれもすでに臨床使用されている薬剤であり、直腸癌化学放射線療法にいおける薬剤の新たな候補となり得ると期待される。
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