研究課題/領域番号 |
17K10626
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
堀口 和秀 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (20377451)
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研究分担者 |
堀口 里美 福井大学, 学術研究院医学系部門, 学術研究員 (00595283)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | カハール介在細胞 / 消化管 / 発生 / 発現解析 / 間質性細胞 |
研究成果の概要 |
本研究では、消化管における運動調節性間質細胞であるカハール介在細胞(ICC)の発生・分化に関わるシグナル伝達カスケードの解析を行った。 ICCの発生はマウス小腸では胎生16日にc-KIT受容体型チロシンキナーゼを介したシグナリングに依存性となる。microarray解析により、この時期に高い発現量を示す骨形成タンパク質(BMP)シグナル分子を見いだした。さらにタンパク質相互作用解析を用いてその関連分子の検索を行い、ICCの発生・分化に関わる候補分子を新たに同定することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では消化管の運動を調節する特殊な細胞であるカハール介在細胞(ICC)の発生・分化に関わる分子について解析を行った。ICCは消化管の筋層にあって、蠕動運動といった正常な消化管運動が行われるよう調節している。また、腸炎や糖尿病など腸の運動異常を伴ういくつかの疾患でICCが欠損することや、病態の回復過程でICCも回復することが知られている。本研究の結果はICCの正常発生および細胞分化の分子メカニズムの解明に役立つと同時に、こうしたICCの病態や回復メカニズムの理解にもつながると期待される。
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