研究課題/領域番号 |
17K10633
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
山本 将士 神戸大学, 医学研究科, 助教 (20645212)
|
研究分担者 |
山下 公大 神戸大学, 医学部附属病院, 特命准教授 (80535427)
鈴木 知志 神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (30457080)
掛地 吉弘 神戸大学, 医学研究科, 教授 (80284488)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 制御性B細胞 / 大腸癌腹膜播種 / 抗CD20抗体 / 分子標的薬 / 化学療法 / 大腸癌腹膜播腫 |
研究成果の概要 |
大腸癌根治術後腹膜再発例は予後不良であり、腹膜再発に対する治療は効果が十分ではない。今回の研究では大腸癌細胞株を用いて、腹膜播種モデルを作成し、MDSCやB10細胞を中心とした免疫細胞の動態を明らかにした。腹膜播種モデルにおいて、病態の進行をIVISを用いて捉えることにより、腹腔内免疫細胞の時間的な変化を評価して、MDSCの蓄積を直接示すことに成功した。また、同皮下摂取モデルとの比較で、病態の進行や腹膜播種に特異的な変化をとらえることに成功した。病態の進行に直接関与するPMN-MDSCの制御とその治療の有効性を示すことができた。また、ヒト腹膜播種患者の腹水よりM D S Cの存在が確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
消化器癌患者における腹膜播種患者における腹腔内MDSCやB細胞の機能に関しては、その制御も含め、不明な点が多い。これをマウスモデルでMDSCや制御性B 細胞の動態と機能を検証し、治療法を検討し、効果的な治療を開発することは学術的に意義があり、治療開発につながれば、臨床的なインパクトもある。さらに腹腔内MDSCや制御性B 細胞と治療効果を解析することができれば、患者ごとの適切な治療選択が可能となるため、有用性も高い。
|