研究課題/領域番号 |
17K10657
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
山田 岳史 日本医科大学, 医学部, 准教授 (50307948)
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研究分担者 |
小泉 岐博 日本医科大学, 医学部, 講師 (40328802)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 抗EGFR抗体 / 循環DNA / 循環腫瘍細胞 / 大腸癌 / Liquid biopsy / KRAS / RAS / BRAF / EGFR / liquid biopsy / 分子標的 / Emerging mutation |
研究成果の概要 |
これまで抗EGFR抗体を投与すると、半数程度症例でRAS変異が誘導されることが報告されてきたが、ほとんどの症例でRASの変異が誘導されること、RASに加え、EGFRそのものとRASの下流にあるBRAFにも変異が誘導されることを明らかにした。さらに、抗EGFR抗体投与により誘導された変異は、抗EGFR抗体以外の薬物による治療により消失する可能性があることを明らかにした。 これらの新規に出現する変異は循環DNAを解析することでを同定したが、循環腫瘍細胞を併用することでさらに感度が改善される可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Liquid biopsyを用いて、抗EGFR抗体はEGFRのみならず、その下流にあるRASやBRAFに変異を誘導することにより耐性化することを明らかにした。がん遺伝子パネル検査が保険適応となり、分子標的薬がより多くの患者に用いられるようになることが予測されるが、これに伴い、耐性化メカニズムの解明、耐性化の早期予知、耐性化後の治療開発、等の重要性が増す。今後Liquid biopsyを用いた様々な分子治療薬に関する研究が進むと考えられる。
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