研究課題/領域番号 |
17K10668
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
西村 潤一 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 消化器外科副部長 (20379209)
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研究分担者 |
香山 尚子 大阪大学, 高等共創研究院, 准教授 (40548814)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 大腸癌 / 間質 / 免疫細胞 / マクロファージ / 樹状細胞 / 免疫担当細胞 / 化学療法奏効率 |
研究成果の概要 |
大腸癌は上皮細胞から発生し大腸の間質に浸潤するが、間質に存在する免疫担当細胞は癌の浸潤を手助けしたり、抑えたりすることが知られている。今回、大腸癌の間質の免疫細胞に注目して個々の症例における免疫細胞の比率と個々の大腸癌の特徴や血液検査などと比較を行った。その結果、血液検査においてはCRPやHbと各免疫担当細胞との関連が示唆された。また、これらは免疫染色による病理標本の検討でも同様の結果となった。このように大腸癌と癌間質の免疫担当細胞、宿主の状態と癌間質の免疫担当細胞には関連があることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究において、大腸癌の間質の免疫担当細胞は大腸癌の進行度などの状態と、患者の炎症所見などの状態と関連することが示唆された。大腸癌のみに注目した大腸癌に対する治療方法の開発だけでなく、大腸がんに罹患した患者のもともとの免疫細胞の状態や大腸癌罹患中の炎症の状態により免疫担当細胞の比率が変化することが分かった。これらの解析を進めることで、大腸癌に対する治療において個々人の免疫状態を加味した新たな治療方法の開発が進むことが期待される。
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