研究課題/領域番号 |
17K10669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
大平 真裕 広島大学, 病院(医), 助教 (30397947)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 肝細胞癌 / ナチュラルキラー細胞 / 肝臓内免疫 / NK細胞 / 肝臓 / エピジェネティック / TRAIL / 癌免疫 |
研究成果の概要 |
本研究は、強力な抗腫瘍活性を持つ肝臓内在性ナチュラルキラー(NK)細胞の活性化メカニズムを明らかにすることが目的です。肝内在性NK細胞を脆弱化させるマウスモデルを作成し、放射線照射モデルによる肝内在性NK細胞の機能・分化機構を明らかにしました。また、抗腫瘍分子の遺伝子多型が肝癌再発に関連することを明らかにしました。遺伝子制御により肝内在性NK細胞の活性を維持することが肝癌の新規治療につながると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝臓癌は悪性腫瘍死因の第5位であり、根治的な治療を行っても再発することが多い。抗癌剤治療や放射線治療の効果は限定的であり、新規治療法の開発が急務である。肝臓内に存在する抗腫瘍活性の高いNK細胞は、肝癌や肝臓治療により弱体化する。本研究結果は、遺伝子制御を含めた免疫療法につながる礎となる。肝内在性NK細胞の活性を維持できる治療法は、既存の治療法に上乗せ効果が期待でき肝臓癌治療成績のさらなる向上が見込まれる。
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