研究課題/領域番号 |
17K10676
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
片桐 弘勝 岩手医科大学, 医学部, 助教 (30714422)
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研究分担者 |
鈴木 悠地 岩手医科大学, 医学部, 助教 (00779332)
西塚 哲 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所, 特任教授 (50453311)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | Muse細胞 / 幹細胞 / 肝切除 / 再生医療 / 肝再生 / 侵襲 / 組織修復 / 細胞療法 / 移植・再生医療 |
研究成果の概要 |
ヒトMuse細胞は生体に内在する多能性幹細胞である。ヒト高度侵襲肝臓手術患者の末梢血Muse細胞数をSSEA-3という指標を用いて定量し、病態や侵襲と関連する意義を評価した。ヒト末梢血においてSSEA-3を用いてMuse細胞の定量化は可能であることを確認した。Muse細胞は高度侵襲肝臓手術後に全症例で動員がみられ、24時間後に最も動員されていた。心筋虚血がみ られた症例においてイベントに一致して動員数の再上昇が確認された。症例により動員数に差異がみられ、意義について詳細な検討を進めていく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトにおける大量肝切除や肝移植など、物理的傷害を伴う肝機能障害や肝不全におけるMuse細胞の動態・意義・外科的侵襲との関連に関する報告はない。ヒト高度侵襲肝臓手術におけるMuse細胞の臨床的な意義を明らかにし、Muse細胞をヒト肝 臓手術後に生じる高度の肝機能障害・肝不全への細胞治療として臨床応用するための基盤を構成する試みである。Muse細胞の定量化により肝組織修復程度の指標としての意義の他、侵襲の定量化・細胞療法が有効な侵襲度の指標となる可能性がある。
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