研究課題/領域番号 |
17K10678
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
谷合 信彦 日本医科大学, 医学部, 教授 (20287725)
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研究分担者 |
山田 岳史 日本医科大学, 医学部, 准教授 (50307948)
吉田 寛 日本医科大学, 大学院医学研究科, 教授 (60246999)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 肝細胞癌 / lipid biopsy / CTC / HCC / liquid biopsy / circulating tumor cell / ccf DNA / ccfDNA / 外科 / 循環DNA / liqiud biopsy |
研究成果の概要 |
がん患者の血液中には循環腫瘍細胞(circulating tumor cell: CTC)と循環DNA(circulating cell-free DNA: cfDNA)が存在する。術後にこれらが採取される症例では体内に微量の腫瘍細胞が残存している(Minimal residual disease: MRD)ことが強く示唆されることが大腸癌患者で報告されてきた。本研究では、肝細胞癌患者でも同様な現象がみられること、cfDNAのうち、特に長さが長いものが術後に採取される症例では再発率が高いことに加え、術前にcfDNAのメチル化レベルが低い症例の再発リスクが高いことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝細胞癌の術後再発リスクを判断するバイオマーカーは確立されておらず、またαフェトプロテイン、PIVKA2などの腫瘍マーカーは再発例においても必ずしも増加しない。肝細胞癌の再発は遠隔転移ではなく局所再発(肝内再発)が多い点が特徴であり、肝機能が保たれ、腫瘍が小さいうちに発見できれば再手術により長期生存あるいは根治が望める。したがって、本法を用いて少量の血液から再発リスクを予測し、ハイリスク群に重点的なサーベイランスを行うことで、治療成績の改善が見込める。
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