研究課題/領域番号 |
17K10685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
林 洋毅 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (30422124)
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研究分担者 |
浅野 竜太郎 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80323103)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 上皮増殖因子受容体 / 緑色蛍光タンパク質 / 緑色蛍光タンパク / 一本鎖抗体 / 癌 / 外科 |
研究成果の概要 |
胆道癌,膵癌の根治のためには癌遺残のなお手術が必要であるが、特に進行胆道癌、膵癌においては剥離面や断端の癌の陰性化が困難なことがあり、術中に癌を可視化することができれば癌の陰性化率向上に繋がる。 本研究では、癌で高発現している上皮増殖因子受容体に対する抗体と、蛍光緑色蛋白質を結合し、癌特異的に蛍光発色をさせることを目標とした。また、別に既に手術中に使用されているジアグノグリーン(ICG)を同じ抗体に化学的に結合させることで、同じく可視化を目指した。 結果としては、いずれの方法でも発色は微弱であり、生体に投与して癌の部位を観察することは難しいと思われ、さらなる改良が必要と思われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌の周囲の進展やリンパ節転移の有無を可視化することは癌の根治性の向上に繋がる。また、剥離面の癌の陰性化が得られていることを確認しながら手術が出来れば必要最小限の手術侵襲で最大の効果を産むことができる。 実際にセンチネルリンパ節はジアグノグリーンや放射性同位体を用いてリンパ節の存在を確認しているが、転移の有無までは病理組織学的な検索が必要である。癌を特異的に発色させることができれば、微少な癌転移病巣の切除に役に立ち、癌による生存率の向上に役立つものと思われる。
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