研究課題/領域番号 |
17K10688
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 杏林大学 (2018-2019) 東京大学 (2017) |
研究代表者 |
阪本 良弘 杏林大学, 医学部, 教授 (70343746)
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研究分担者 |
松浦 勝久 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (70433993)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | iPS細胞 / 膵外分泌機能不全 / 再生医療 / 膵外分泌細胞 / 胃粘膜下移植 / 移植・再生医療 / 再生医学 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
幹細胞技術の急速な発展に伴い膵外分泌細胞を多能性幹細胞から作成することが可能となり、膵外分泌機能不全に対して再生医療学的な治療アプローチが期待されている。一方で、作成された膵外分泌細胞を如何にして機能的に生体へ移植するかは未解決の課題である。本研究では3次元浮遊攪拌培養技術を用いてヒトiPS細胞より膵外分泌細胞の分化誘導を行った。また、移植モデルとして、ラットの膵外分泌細胞を胃粘膜下層へ同型移植し、3日後に移植部位の粘膜筋板を焼灼することで、移植した膵外分泌細胞が生着すること、および胃内へ膵消化酵素を分泌することを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、1)iPS細胞から膵外分泌細胞を分化誘導することが可能であった、2)膵外分泌細胞の機能的に胃粘膜下層へ同型移植することが可能であった、3)同手法を用いてiPS細胞由来膵外分泌細胞をNudeラットの胃粘膜下層へ移植し、機能的な移植が可能であることが示唆された。近年の幹細胞技術の発展により、様々な疾患に対する再生医療学的アプローチが期待されている。本研究の結果は、膵外分泌機能不全に対する再生医療学的なアプローチの臨床応用につながることが期待できると考えている。
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