研究課題/領域番号 |
17K10693
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
太田 哲生 金沢大学, 医学系, 教授 (40194170)
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研究分担者 |
宮下 知治 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (30397210)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 膵癌 / 細胞老化 / SASP / 血管外血小板 / Podoplanin / 間質 / 微小環境 / 癌 |
研究成果の概要 |
膵癌切除標本を用いて検討した結果、線維芽細胞上に老化蛋白(p16染色)の発現が散在性にみられ、さらにSASP因子(IL-6染色)の発現も認められ、SASPに至った老化線維芽細胞が存在することが確認された。培養線維芽細胞に対して,放射線照射による細胞老化を起こしたところ,SASPが誘導された。さらにSASPが誘導された線維芽細胞は,膵癌細胞の浸潤能,移動能および増殖能を有意に亢進させていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、膵癌組織内で構築される薬剤抵抗性・免疫寛容状態と腫瘍の増殖・進展に関わる細胞間相互作用の分子基盤を、癌間質内での腫瘍関連線維芽細胞における細胞老化とSASP因子という視点から解明し、新規治療法開発の可能性が示唆された。
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