研究課題/領域番号 |
17K10702
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
三好 圭 九州大学, 大学病院, 助教 (70755272)
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研究分担者 |
江上 拓哉 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (40507787)
宮坂 義浩 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (40507795)
大内田 研宙 九州大学, 大学病院, 講師 (20452708)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 膵癌 / エクソソーム / 肝転移 / 微小環境 / 癌間質相互作用 / 膵星細胞 / PSC / オルガノイド |
研究成果の概要 |
本研究の目的は膵癌肝転移を誘導するエクソソームの同定、及び膵癌肝転移に関与する因子や転移先の微小環境改変メカニズムを明らかにすることである。膵癌患者から採取した膵液からエクソソームを抽出し、膵癌由来エクソソームに特異的なmiRNAの候補を同定した。また、肝転移マウスモデルを作成し、膵癌細胞のCD110高発現が肝転移、予後不良と関連していることを明らかにした。微小環境中の転移臓器指向性を有するエクソソームの候補や高い増殖・浸潤能を持つ膵星細胞の集団の解析は、臓器特異的な転移誘導機序の解明に役立つ可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵癌は早期に転移を形成することで知られ、転移のメカニズム解明は治療法の確立にも必須である。本研究では膵癌由来エクソソームの同定、また肝転移形成のメカニズムに関して原発巣のみならず転移先の微小環境因子から明らかにすることで、癌微小環境制御という観点から既存の治療と異なるアプローチが期待できるものと考えられる。
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