研究課題/領域番号 |
17K10707
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
藪下 泰宏 横浜市立大学, 医学部, 助教 (80614693)
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研究分担者 |
遠藤 格 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (60211091)
廣島 幸彦 横浜市立大学, 医学研究科, 客員講師 (60718021)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 膵癌 / 膵前癌病変 / がん微小環境 / CRMP4 / 浸潤 / 発癌 / 免疫 / 膵癌間質組織 |
研究成果の概要 |
膵癌は予後不良な疾患であり、新規治療薬の開発が期待されている。近年、膵癌間質が癌の進展を多面的に促進させ、抗癌剤耐性にも関与している事が実証された。先行研究でCRMP4発現は膵癌における、強力な予後不良因子であり、肝転移とも相関を認めた。また膵炎モデルマウスにおいて、膵炎とCRMP4の関係や膵炎間質におけるCRMP4の発現が確認された。本研究において膵前癌病変モデルを作成することに成功した。またCRMP4発現と前癌病変の進行への関係を明らかにした。CRMP4の関与するシグナル伝達を阻害することが膵上皮内腫瘍性病変の発生と膵癌への発達を防ぐ治療戦略となる可能性があることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵癌は早期から周囲臓器への浸潤や遠隔転移を認める特徴がある。浸潤、転移を抑制する治療法が確立されたならば、既存の治療法との相乗効果が見込まれ、治療成績の向上が期待できる。膵癌におけるCRMP4の制御機構を解明することは、膵癌の新規治療薬を開発していく上で極めて重要である。本研究によりCRMP4ノックアウトマウスと、LSL-KrasG12DマウスとPdx1-Creマウスを掛け合わせて膵癌モデルマウスを作成することに成功した。CRMP4ノックアウトマウスを用いた膵癌発癌モデルの報告はなく、世界的に例のない独自の研究である。膵前癌病変、膵癌におけるCRMP4の役割を検証することが可能となった。
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