研究課題/領域番号 |
17K10722
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 筑波大学 (2017, 2021-2022) 埼玉医科大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
徳永 千穂 筑波大学, 医学医療系, 講師 (30451701)
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研究分担者 |
酒井 俊 筑波大学, 医学医療系, 講師 (30282362)
坂本 裕昭 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (30611115)
兵藤 一行 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, シニアフェロー (60201729)
宮内 卓 筑波大学, 医学医療系, 教授 (60222329)
松下 昌之助 筑波技術大学, その他部局等, 名誉教授 (70359579)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 肺動脈性肺高血圧症 / 放射光微小血管撮影法 / シアストレス / 肺動脈リモデリング / 肺血流量測定 / 放射光微小血管撮影 / 血管内皮細胞障害 / 肺高血圧性肺高血圧症 / 肺高血圧症 / 微小血管撮影法 / 放射光 / 肺血管拡張薬 |
研究成果の概要 |
本研究では、非侵襲的に微小肺動脈閉塞性病変の進行を可視化し定量評価する事ができれば、早期肺高血圧症の診断が可能となると考え、高エネルギー加速器研究機構放射光研究施設との共同研究において放射光微小血管撮影法の開発を行った。放射光微小血管撮影法を用いて高肺血流性肺高血圧症ラットモデルにおける微小肺血管リモデリングを可視化し、肺細動脈造影画像から血管内濃度変位測定ソフト(Gray-val, Library Co., Ltd., Tokyo, Japan) を用いて、造影剤コントラスト変化とトランジットタイム解析をおこない、末梢肺動脈における肺血流量測定を可能とするシステムを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射光微小血管撮影法を用いて肺高血圧症における末梢肺細動脈の微小血管リモデリングの定量化を行い、肺動脈閉塞性病変の経時的変化の評価に応用することにより、早期の肺高血圧症の診断のみならず、新たな肺高血圧症のパラメータとして、非侵襲的に重症度の評価が可能になると考えている。放射光微小血管撮影法を用いた微小肺細動脈リモデリング評価は、肺高血圧症における新たな診断モダリティとなることが期待できる。さらに、肺細動脈シアストレスと微小肺細動脈リモデリングおよび血管内皮細胞障害の関連を解析することは、多様な肺高血圧症の病態における肺高血圧進行のメカニズムの解明にもつながると期待される。
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