研究課題/領域番号 |
17K10739
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
松村 剛毅 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (20297469)
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研究分担者 |
諌山 紀子 東京女子医科大学, 医学部, 研究生 (50747706)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 再生血管 / 肺静脈 / 外科的治療 / 生体吸収性素材 / 小児心臓血管外科 / 先天性心疾患 / 外科治療 / 再生医療 / 再生医学 / 心臓血管外科 |
研究成果の概要 |
生体吸収性ポリマーによる肺静脈の再生の可能性について検証した。血管再生用の生体吸収性ポリマーを実験動物に埋稙することにより肺静脈が再生されるか、を動物実験にて行った。全身麻酔下に実験動物の肺静脈に生体吸収性ポリマーを逢着し、術後最長1年にわたり経過観察をした。カテーテル検査にて経時的に経過観察を行ったところ、肺静脈も再生させることが可能であることを証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺静脈に狭窄や閉塞を来す病態は重篤であり、治療にも難渋することがある。外科的に治療可能としても遠隔期にしばし合併症を来し、依然改善の余地を残す。現存する医材での治療は再狭窄などのリスクが極めて高く、現状は可能な限り自己組織による修復が行われている。このような病態に対して再生医療が適するものと考え、治療のオプションとして生体吸収性ポリマーにより肺静脈の解剖学的狭窄に対する外科的治療が可能であるかを動物実験にて検証した。 今回の実験にて組織学的再生が肺静脈でも可能であることが造影カテーテル検査や組織学的検証により証明され、生体吸収性ポリマーによる肺静脈の解剖学的治療の可能性を示すことができた。
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