研究課題/領域番号 |
17K10800
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器外科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 (2018-2019) 慶應義塾大学 (2017) |
研究代表者 |
大塚 崇 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (40306717)
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研究分担者 |
下田 将之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (70383734)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 肺移植 / 拒絶反応 / T細胞 / 制御性T細胞 / 移植 |
研究成果の概要 |
マウス気管移植モデルにおいて、allograft ではMMP-9, MMP-13のm-RNAがIsograftに比して高発現していた。タンパクレベルでもwestern blottingにおいて同様の結果を得た。MMP阻害薬であるGM6001の投与によりallograftにおいてMMP-9, MMP-13の発現は抑制されていた。人工gas運搬体の投与によりAllograftでの拒絶反応抑制、T細胞の浸潤の低下を認めた。T細胞は低下していたが、Foxp3 mRNAは増加していた。マウス気管移植モデルにおいて、MMPの抑制を介して拒絶反応の抑制を認めることが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一酸化炭素投与により、肺移植後拒絶反応が抑制されることを示した。また一酸化炭素投与により、MMP-9、MMP-13の発現もコントロールされることが分かった。ガス運搬体により一酸化炭素を生体に投与可能な事も分かった。今後は他の臓器でもガス運搬体による一酸化炭素投与が可能で、移植拒絶反応の抑制が可能であれば移植後の拒絶反応の治療に貢献出来る可能性がある。
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