研究課題/領域番号 |
17K10815
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
藤村 幹 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (00361098)
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研究分担者 |
冨永 悌二 東北大学, 大学病院, 教授 (00217548)
新妻 邦泰 東北大学, 医工学研究科, 教授 (10643330)
坂田 洋之 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (80722305)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | もやもや病 / 血管新生 / 再生医療 / 幹細胞移植 / 頭蓋外内バイパス術 |
研究成果の概要 |
マウス/ラットに対する慢性脳虚血モデルを確立し、間接血行再建術を追加することにより側頭筋から脳表に向かう血管新生と免疫担当細胞の集積を確認した。もやもや病患者におけるM2マクロファージ関連因子sCD163・自己免疫関連マーカーCXCL5の発現上昇を見出し、もやもや病における免疫異常を報告した(Fujimura et al. Brain Res 2018)。もやもや病患者クモ膜に免疫組織染色を行い内因性多能性幹細胞の顕著な遊走を見出した。一方、実際の慢性虚血脳に対する間接血行再建術におけるにMuse細胞移植実験からは予想された有意な結果が得られず今後の検証が必要と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
厚労省指定難病で原因不明の脳血管障害であるもやもや病における、得意な免疫反応、遺伝子変異の病態に及ぼす影響について新たな知見が得られた。さらに患者クモ膜における内因性多能性幹細胞の発現上昇を見出し、本疾患特有の血管新生のメカニズムを解き明かし、重症例に対する血管新生療法の確立に新たな道を開いた。
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