研究課題/領域番号 |
17K10823
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
外村 和也 浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (90436965)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 脳血管 / 脳動脈瘤 / 破裂 / 高脂血症 / 動脈瘤 / 口腔細菌 / 脂質代謝 / クモ膜下出血 / 高血圧 / 脳血管障害 / 口腔内細菌 / 脳循環代謝 / 出血 |
研究成果の概要 |
マウス脳動脈瘤を作製し、MRIを用いて動脈瘤の進展が可視化できるかを試みた。その結果経時的に動脈瘤が進展し、破裂後における出血の状態まで可視化することが出来た。また、この動脈瘤モデルに口腔内細菌を投与する前に、生活習慣病を前提としたモデルとするために、LDL受容体欠損にApobec 1欠損をかけ合わせた高脂血症マウスを用いて脳動脈瘤進展の検討を行うこととした。その結果野生型のマウスと比べ高脂血症マウスは脳動脈瘤発症および破裂の率が極めて低く、高脂血症マウス群は脳動脈瘤に対し保護的に働くことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中は3大死亡原因の一つであり、そのうちアテローム血栓性梗塞は日本人で20%を占めている。脳梗塞の主な原因は動脈硬化や血栓であると思われるが、その詳細なメカニズムについては不明な点が多い。本研究においては脳動脈瘤モデルを作製し、MRIによる観察によって病態生理を検証を行うことができた。 また脳梗塞や脳動脈瘤など、脳循環において悪者とされてきた高脂血症マウスが脳動脈瘤の形成および破裂において保護的に作用するということが明らかになり、このメカニズムを解明することで脳動脈瘤の治療においてブレイクスルーができるかもしれない。
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