研究課題/領域番号 |
17K10825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
鈴木 秀謙 三重大学, 医学系研究科, 教授 (90345976)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脳動脈瘤 / 数値流体力学 |
研究成果の概要 |
数値流体力学的手法を利用して、脳動脈瘤ドーム内の複雑な血流を3次元的に定量可能な新しいパラメーターを作成した。この新しいパラメーターにより、脳動脈瘤の形状不整を流れの複雑性として定量的に測定可能となった。また、この新しいパラメーターと脳動脈瘤の増大や破裂との相関が示唆された。さらに、この新しいパラメーターが複雑かつ大型の脳動脈瘤に対する血管内手術の際に、治療効果を術前に予想するシミュレーションに応用可能であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳動脈瘤は破裂すると、くも膜下出血となり、生命に関わる。脳動脈瘤は一般人口の約4%が持つとされ、決して稀ではないが脳動脈瘤全体での破裂率は低く、手術合併症のリスクを冒して全例で予防的手術を受けるのは非現実的である。従来より、不整な形状の脳動脈瘤は破裂リスクが高いことが知られているが、その評価を客観的に捉えることは出来ずに今日に至っている。本研究により脳動脈瘤の不整な形状を客観的に評価可能となり、脳動脈瘤の破裂リスク評価に応用可能となれば、破裂リスクの高い脳動脈瘤を選別し治療可能となり、その社会的意義は大きいと考える。
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