研究課題/領域番号 |
17K10835
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
岩波 純 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (90624792)
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研究分担者 |
堀内 正嗣 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (40150338)
茂木 正樹 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (20363236)
閔 莉娟 愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (80726175)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | レニン・アンジオテンシン系 / アンジオテンシンII2型受容体 / 脳血管障害 / アンジオテンシンII2型受容体 / 脳保護作用 / 臓器保護作用 / 脳虚血傷害 / AT2受容体関連タンパク / 循環器・高血圧 / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
アンジオテンシンII2型(AT2)受容体刺激は臓器保護効果を持つことが知られているが、その細胞内C末端に結合するAT2受容体関連タンパク質(ATIP)の脳保護における影響については明らかにされていない。そこでATIP過剰発現(ATIP-Tg)マウスを用いて、脳梗塞モデルを作成、脳障害への影響について検討した。脳梗塞巣の大きさは野生型マウスとATIP-Tgで有意差は認められなかったが、AT2受容体刺激薬を投与することで減少する梗塞巣の大きさはATIP-Tgで増強していたことから、脳血管障害時のAT2受容体刺激にATIPが重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レニン・アンジオテンシン系のProtective armであるAT2受容体やACE2/Ang(1-7)/Mas系は臓器保護作用が報告されており、その活性化が注目され創薬研究として注目されている。本研究はATIPを分子標的とした独創的な研究でもあり、脳血管障害において、脳梗塞だけでなく、認知症など、さらに将来的には高血圧、糖尿病の病態解明、診断・治療の臨床医学の発展にも寄与する夢のある研究であると考えられる。
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