研究課題/領域番号 |
17K10838
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
中川 慎介 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (10404211)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 血液脳関門 / S1P / 虚血再灌流 / Probucol / LPA / ペリサイト / 脳血管障害 / リゾリン脂質 |
研究成果の概要 |
生理活性を持つ脂質であるリゾリン脂質は、免疫や血管系において重要な働きをしている。本研究では、血液脳関門(BBB)におけるリゾリン脂質である、スフィンゴシン1-リン酸(S1P)やリゾホスファチジン酸(LPA)の役割を検討した。In vitro BBB modelやIn vivo モデルを用いた検討により、S1PやLPAはBBB機能を調節する作用を持つことが判明した。更に、脳血管障害時においてS1Pはその産生量が亢進しており、S1Pの作用を阻害する薬物(SKI-IIやProbucol)により障害が改善することを発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生理活性脂質であるリゾリン脂質(スフィンゴシン1-リン酸(S1P)やリゾホスファチジン酸(LPA)など)は、多くの病態との関連が指摘されていたが、脳血管障害においてどのような役割を担っているのかは、不明な点が残されていた。本研究により、S1PやLPAによる脳血管機能調節機構が明らかとなり、新たな脳血管保護方法の開発へとつながる基礎データを示すことに成功した。
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