研究課題/領域番号 |
17K10842
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 久留米大学 (2019) 熊本大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
河野 隆幸 久留米大学, 医学部, 講師 (50448536)
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研究分担者 |
宮田 敬士 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特任准教授 (50398228)
大森 雄樹 熊本大学, 病院, 助教 (60599116)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 慢性炎症 / 動脈硬化 / Angptl2 / アンジオポエチン様タンパク質2 |
研究成果の概要 |
ヒト頸動脈プラークのサンプルにおいて、Angptl2及びマクロファージのマーカーである、CD68の免疫染色を施行し、プラークにはマクロファージが浸潤していることを明らかにした。また浸潤したマクロファージにはAngptl2が多く発現していることを確認された。このため、プラーク内のAngptl2の主な分泌源はマクロファージであることが示唆された。 今回の研究により、ヒト頸動脈プラークには慢性炎症をAngptl2が多く含まれており、その発現が血管炎症を惹起し頸動脈プラークの病態形成に関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管における局所的なAngptl2の発現が血管炎症を惹起し、病態形成および進展に関与していると考えられる。そのため頸動脈プラークの発生、増大、破綻の病態に慢性炎症、特にAngptl2が関与していることが強く推測される。その関与が明らかにされれば、Angptl2が頸動脈プラークに対する薬物治療や、さらには急性冠症候群や閉塞性動脈硬化症などを含めた全身の動脈硬化の治療標的になる可能性があると考えられる。
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