研究課題/領域番号 |
17K10871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
新里 能成 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (00464470)
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研究分担者 |
平野 宏文 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (00264416)
有田 和徳 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (90212646)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | glioblastoma / FLNC / MMP2 / 浸潤 / 神経膠芽腫 / 治療標的 / Filamin C / 細胞浸潤 |
研究実績の概要 |
Glioblastoma(GBM)は非常に悪性度が高く治療困難な腫瘍である。その理由のひとつは、GBMが運動能、浸潤能が非常に高く、周囲の正常脳に広範囲に広がっていくため、手術で全摘出を行うのことが困難であるためである。このことは、GBMの運動能、浸潤能を抑制することは、GBMの進行を抑えることにつながることを意味する。我々は、GBMにおける新たな治療標的になり得る因子を探索する目的で、米国立癌研究所が提供している大規模ながんゲノムデータベースであるThe Cancer Genome Atlas(TCGA)の データを用いて解析を行い、GBMの新しい予後不良因子としてFilamin C(FLNC)を同定した。FLNCは、filamin familyの一つであ る。filamin familyは、filamin A(FLNA)と癌の運動、浸潤との関連は知られているが、FLNCに関しては、あまりよく知られていない。 我々は、FLNCがGBMの運動能、浸潤能を亢進させていると仮説を立てて研究を始めた。まず、我々は、GBM細胞株を用いてFLNC強制発現株、FLNCノックダウン株を作製した。次にボイデンチャンバーを用いて、これらの細胞の遊走能、浸潤能を評価することで、FLNCがglioblastoma細胞の浸潤能を亢進させることを見いだした。また、ザイモグラフィー法を用いたMMP活性の評価により、FLNCがMMP2の活性に関与していることを見いだした。さらに臨床検体を用いた検討で、FLNCが、その予後増悪に関与していることを明らかにし論文を発表した(Br J Cancer. 2019 Apr;120(8):819-826.)。
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