研究課題/領域番号 |
17K10882
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
富山 新太 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 脳神経外科, 講師 (40385810)
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研究分担者 |
大谷 直樹 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 脳神経外科, 講師 (20573637)
山本 祐太朗 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 脳神経外科, 助教 (20785761)
森 健太郎 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 脳神経外科学, 教授 (30200364)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 頭蓋内胚細胞腫瘍 / 非ジャーミノーマ胚細胞腫瘍 / USP28 / ユビキチン化 / MEK1/2 / 非ジャーミノーマ性胚細胞腫瘍 / ドライバー変異 / 脱ユビキチン化酵素 / 中枢性胚細胞腫 / c-KIT変異 / ジャーミノーマ / NGGCT / 分子シグナル / 動物モデル / 胚細胞腫 / 基礎腫瘍学 / シグナル伝達 / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
頭蓋内胚細胞腫瘍(iGCT)は全世界の中でも本邦で特に多く発症するが、その発癌や悪性化に関わる分子メカニズムに関しては今まで明らかにされていなかった。我々は日本全国より集められた症例サンプルを解析した結果、iGCTの中でも高悪性度である非ジャーミノーマ胚細胞腫群(NGGCT)でのみ変異を認める分子を同定し,その変異によって2つのNGGCT細胞株の悪性化が増強することを明らかにした。更にこれらの細胞株を用いた動物モデルにおいても、この変異遺伝子の腫瘍造成/腫瘍悪性化への関与が示された。従って、今回我々はNGGCTのドライバー変異の一つを初めて明らかにすることが出来たと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界中でも特に日本で多く発症し、現在においても極めて予後不良であるNGGCTで特異的に変異を起こしている遺伝子と、その産生分子により活性化されるNGGCT細胞における発がん分子シグナルを同定したことにより、これまで特に日本人で大きな問題となっていた難治性疾患に対する初めての治療法開発に繋がる可能性があると考えられた。
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