研究課題/領域番号 |
17K10884
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
永松 謙一 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (40420038)
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研究分担者 |
安藤 肇史 独立行政法人国立病院機構(宮城病院臨床研究部), 臨床研究部, 研究室長 (70232098)
久永 欣哉 独立行政法人国立病院機構(宮城病院臨床研究部), 臨床研究部, 副院長 (70260338)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | パーキンソン病 / ニューロモデュレーション / 姿勢異常 / 前庭機能 / 直流前庭電気刺激 / 前庭神経刺激 / 機能的脳神経外科学 / 経頭蓋直流電気刺激 |
研究成果の概要 |
パーキンソン病において治療効果の得られにくい姿勢異常や腰痛、歩行障害、バランス障害といった症状によるADLの阻害が問題となっている。本研究では、経頭蓋直流電気刺激の一種である直流前庭電気刺激の、前庭機能への介入によるパーキンソン病の姿勢異常への効果を検討した。腰曲がりのあるパーキンソン病症例5症例に対して、前庭電気刺激とシャム刺激を用いた比較試験を行った。前庭電気刺激において、短期的な姿勢の改善が見られた患者群と変化が見られない患者群があり、改善群では平衡機能にも一定の改善が見られた。一方で、長期的には改善効果の継続は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
進行期パーキンソン病に出現する姿勢異常・歩行障害は内服薬であるレボドパ不応性であり、これまで有効な治療法が呈示されてきていない現状において、新たなニューロモデュレーションの方法として直流前庭電気刺激の短期効果が確認されたことは有意義であると思われる。さらに研究を進めることで新たな治療機器の開発・産業創出に結びつく可能性も期待される。
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