研究課題/領域番号 |
17K10889
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
小泉 慎一郎 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (10456577)
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研究分担者 |
三浦 克敏 浜松医科大学, 医学部, 教授 (20173974)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 核磁気共鳴エラストグラフィー / 走査型超音波顕微鏡 / 頭蓋内腫瘍 / 弾性率 / 頭蓋内腫瘍弾性率 |
研究成果の概要 |
核磁気共鳴エラストグラフィー(Magnetic Resonance Elastography:MRE)は、非侵襲的に生体内臓器の弾性率を画像化することが可能な画期的な方法である。走査型超音波顕微鏡(Scannnig Acoustic Microscory: SAM)は通過する音速や音響インピダンスの差を利用して、病理組織切片の弾性率を数値化、画像化でき、組織弾性率の客観的診断方法として確立している。 MREより得られた髄膜腫と下垂体腺腫の弾性率と、手術中の腫瘍硬度、SAMから得られた組織弾性率は有意に相関していた。以上から、術前MREによる腫瘍弾性率の評価は有用であると判断された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
核磁気共鳴エラストグラフィー(Magnetic Resonance Elastography:MRE)は、非侵襲的に生体内臓器の弾性率(硬さ)を画像化することが可能な画期的な方法である。既に肝硬変や膵癌の早期発見に実用化されているが、脳腫瘍への応用はまだ未開である。本研究の検証によりMREより得られた脳腫瘍(髄膜腫と下垂体腺腫)の弾性率(硬さ)と、手術中の腫瘍の硬さ、既に確立した手法により得られた組織弾性率は有意に相関していた。 以上から、MREの妥当性が証明され、MREは脳腫瘍画像診断の有用なツールになると考えられる。
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