研究課題/領域番号 |
17K10895
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
谷 直樹 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (20598370)
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研究分担者 |
貴島 晴彦 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (10332743)
小林 真紀 大阪大学, 医学系研究科, 特任研究員 (10570575)
押野 悟 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (40403050)
田中 將貴 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (80746678)
柳澤 琢史 大阪大学, 高等共創研究院, 教授 (90533802)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | essential tremor / functional connectivity / thalamus / premotor cortex / Essential Tremor / FSU / resting state fMRI / FUS / Thalamotomy / Connectivity / 安静時機能的MRI / 振戦 / 視床破壊術 / 集束超音波 / 脳・神経 / 脳神経機能 / 脳内ネットワーク |
研究成果の概要 |
集束超音波による左視床破壊術で振戦治療を行なった患者7名において、安静時機能的MRI解析を用いて視床破壊に伴う脳内ネットワークの変化を解析した。その結果、術後に左視床と左背側運動前野尾側部間での機能的結合増強を認めた。同部位間の機能的結合は術前の本態性振戦患者群で健常者と比べ弱く、振戦治療後にこれが増強したことを明らかにした。解剖学的結合解析では有意な術後変化を認めなかった。現在本結果を学術雑誌に投稿中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では振戦治療の過程において視床-運動前野間の機能的結合が増強されることを明らかにした。この変化は振戦改善への感覚運動機能統合の関与を示唆していると考えられる。本態性振戦は患者数が多いものの、病態、治療方法ともに不明な領域が多い疾患であり、振戦、振戦改善の機序を明らかにすることは社会的な意義が大きい。本結果は振戦、振戦改善の機序解明の一助となるものと考えられる。
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