研究課題/領域番号 |
17K10900
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
片桐 千秋 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00443664)
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研究分担者 |
石内 勝吾 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10312878)
菅原 健一 琉球大学, 病院, 講師 (50375573)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 高気圧酸素 / HBO / 放射線照射 / 高気圧酸素療法 / 放射線照射療法 / 神経科学 / 放射線 / 脳・神経 |
研究成果の概要 |
悪性神経膠腫の標準治療は手術による腫瘍の摘出と術後の化学療法を併用した放射線照射療法であるが、放射線照射は副作用として患者の認知機能を低下させる側面を持つ。本研究は放射線による神経損傷、それに伴う認知機能低下に対して高気圧酸素療法併用法が神経細胞に対しての保護作用を示し認知機能低下を予防するメカニズムを検討した。HBO併用放射線療法は白質の神経細胞、オオリゴデンドロサイトへの放射線による神経障害を軽減しすることにより認知機能の低下を防いでいることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悪性神経膠腫の術後療法のひとつ放射線照射療法は、照射部位にもよるが副作用として認知機能低下をもたらす。本研究では放射線による神経損傷、それに伴う認知機能低下に対して高気圧酸素療法併用法が神経細胞に対しての保護作用を示し認知機能低下を予防することを示した。今後、患者のQOLを重視する治療戦略として認知機能保護を考慮した放射線療法を行うためにも本研究で得られた知見は有用である。
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