研究課題/領域番号 |
17K10922
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
村田 淳 千葉大学, 医学部附属病院, 准教授 (20344997)
|
研究分担者 |
古矢 丈雄 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (00507337)
國府田 正雄 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (50361449)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | 脊髄損傷 / リハビリテーション / 脊髄電気刺激療法 / グルタミン酸脱炭酸酵素 / GAD65 / 胸髄 |
研究成果の概要 |
重度脊髄損傷モデルラットを作成し、硬膜外電気刺激とトレッドミルトレーニング併用リハビリテーションの効果を行動学的および組織学的に評価した。硬膜外電気刺激を併用した群では下肢痙性の有意な改善を認め、組織学的評価において腰膨大部のGAD65が高い傾向を示した。GAD65は神経終末部に豊富に存在することが知られており、抑制性シナプス伝達を担うGABA合成に関与すると考えられている。本研究では硬膜外電気刺激を併用した群でGAD65が高い傾向を認めており、GAD65の増加を介し脊髄損傷に伴う下肢痙性の改善が得られた可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
下肢の重度の運動感覚麻痺を伴う脊髄損傷患者に対し硬膜外電気刺激を行うことにより、下肢の随意運動が可能となることが報告されたが、その詳細なメカニズムは不明である。本研究では、重度脊髄損傷モデルラットの腰膨大部に硬膜外電気刺激を行い、行動学的、組織学的に有効性を検討した。組織学的検討においてグルタミン酸脱炭酸酵素GAD65の発現が高い傾向を示した。GAD65はリズミカルな歩行運動との関連が報告されている。GAD65は電気刺激による歩行機能再建の機序の1つであると考えられた。
|