研究課題/領域番号 |
17K10928
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
杉田 大輔 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (90596678)
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研究分担者 |
中嶋 秀明 福井大学, 学術研究院医学系部門, 講師 (10397276)
平井 貴之 福井大学, 学術研究院医学系部門, 特別研究員 (30569132)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 後縦靱帯骨化症 / インディアンヘッジホッグ / マイクロアレイ / 内軟骨骨化 / 免疫組織化学的検討 / Sox 9 / Runx 2 / メカニカルストレス / OPLL / Indian Hedgehog / 異所性骨化 / 後縦靭帯骨化症 / 頚椎 / 軟骨細胞 / 免疫組織化学的染色 |
研究成果の概要 |
後縦靱帯骨化症の骨化した靱帯における内軟骨骨化を促進する因子の遺伝子発現、タンパク発現と実際の組織での発現を検討した。内軟骨骨化を促進するインディアンヘッジホッグのシグナリングの遺伝子はメカニカルストレスによって発現を増加させており、そのシグナリングのタンパク発現量も増加していた。後縦靱帯の骨化巣の組織の免疫染色ではインディアンヘッジホッグシグナリングの骨化前線周囲での発現増強が見られた。これらの結果から後縦靱帯の骨化巣の進展において、骨化に先行して内軟骨骨化が促進されている可能性があり、インディアンヘッジホッグシグナリングは内軟骨骨化促進に関与している可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
後縦靱帯骨化症(OPLL)の骨化巣の発生や進展機序は未だ不明である。治療法としては対症的な薬物療法か、進行例では神経症状を緩和するための外科的な治療法が存在するが、骨化巣が摘出できるのは限られた一部の症例であり、また、残存した骨化巣の進展による神経症状の再増悪も起こりえる。もしもOPLLの骨化巣進展の機序が解明できれば、骨化巣の進展を制御できる内科的な治療法の開発の一端を担える可能性があると考える。
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