研究課題/領域番号 |
17K10930
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
田中 雅人 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (20379754)
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研究分担者 |
沖原 巧 岡山大学, 自然科学研究科, 講師 (70243491)
松川 昭博 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (90264283)
宇川 諒 岡山大学, 大学病院, 医員 (30756656)
塩崎 泰之 岡山大学, 大学病院, 医員 (00596041)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 生体材料 / リン酸化プルラン / 骨形成 / 骨補填材 |
研究成果の概要 |
申請者らが開発したリン酸化プルランは,生体硬組織の無機成分であるアパタイトに対して強固に接着する機能性多糖誘導体である。今回、生体接着剤及びドラッグデリバリーのキャリアとして期待できるフィルム形状リン酸化プルランを開発し、BMPを組み合わせ、安全かつ低コストである骨癒合促進剤を開発することを目的とした。ラット脊椎後側方固定モデルを用いて、骨形成能について検討したところ、BMP-2添加リン酸化プルランフィルム群において、良好な骨形成を認めた。本研究において、リン酸化プルランは骨形成において細胞毒性は極めて少ないと考えられ、安全に臨床応用できる可能性があると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脊椎外科領域では近年、低侵襲手術が多く行われるようになってきており、高齢患者に対する脊椎手術の適応は急速に拡大している。今回、リン酸化プルランをフィルム化することで、狭い術野においてもフィルムを術者が形成して至適位置に設置することが可能となる。また、フィルム状にすることで薬剤や成長因子の効果的な含有・徐放が可能となり、医療コストの低減につながると考えられる。
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