研究課題/領域番号 |
17K10940
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
高平 尚伸 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (70236347)
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研究分担者 |
坂本 美喜 北里大学, 医療衛生学部, 講師 (40365177)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 静脈血栓塞栓症 / 致死的肺血栓塞栓症 / 深部静脈血栓症 / エコノミークラス症候群 / 人工関節置換術合併症 / 理学的予防法 / 静脈血流 / 費用対効果 / 下腿筋ポンプ作用 / 静脈還流 / 足関節運動 / 間欠的空気圧迫装置 / 歩行 / 肺血栓塞栓症 / 呼吸 / 足関節自動運動 / 外科 / リハビリテーション / 医療・福祉 / 理学療法 |
研究成果の概要 |
静脈血栓塞栓症は、エコノミークラス症候群等で脚光を浴びた社会的に注目度の高い予防可能な致死的疾患です。また人工関節置換手術などの外科領域全般における重大な合併症の一つでもあります。しかし、効果的な理学的予防法についてはエビデンスが乏しく、現状での理学的予防法では唯一有電源の携帯型間欠的空気圧迫装置を用いる方法しか推奨されていません。その中で、私たちは新たに無電源の「深部静脈血栓予防具」(本装置)を開発し、静脈血栓塞栓症に対する薬剤や電源器具を用いない最適な理学的予防法の確立を行いました。その結果、本装置を用いた本法は静脈血流停滞を改善させ、安全かつ有効な方法として期待できることがわかりました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究により、薬剤や電源器具の用意ができない被災地に加えて施設や病院などへ、エビデンスに基づいた新たな最良の理学的予防法による静脈血栓塞栓症の予防法を提供することが可能になります。さらに、費用対効果に優れた方法として臨床応用へと展開することが可能になります。 本法が臨床的に安全性かつ有効性が実証されれば、日本発で世界初の新たな装置の開発・実用化に繋げられ、わが国の産業経済の発展に大きく寄与できます。また、広く致死的肺血栓塞栓症予防への貢献が可能となり、医療安全管理上わが国に大きな利益が得られることが期待できます。
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