• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

椎間板変性におけるWntシグナルを介す転写制御機構の解析と新規腰痛治療薬の探索

研究課題

研究課題/領域番号 17K10945
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関東海大学

研究代表者

檜山 明彦  東海大学, 医学部, 講師 (00514382)

研究分担者 酒井 大輔  東海大学, 医学部, 准教授 (10408007)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード腰痛 / 椎間板変性 / 分子学的研究 / 創薬 / Wntシグナル / ケモカイン / 炎症性サイトカイン / NGF / CCN family / CCR6 / CCL20 / CCN family / 腰痛の解明 / Cell signaling / Wntシグナル / 神経栄養因子 / NGF / 転写制御 / 腰痛治療薬
研究成果の概要

神経栄養因子(Nerve growth factor: NGF)は、疼痛関連の神経伝達物質の発現誘導などにより痛みを惹起すると報告される。本研究目的は、ラットの椎間板細胞におけるWntシグナルによるNGFの発現解析を行い新規創薬につなげる橋渡し研究を行うことである。解析から、Wntシグナルは直接的にNGFの発現に関与せず、疼痛伝達ではWntシグナル以外の因子が間接的に関わっている可能性が示唆された。また腰椎変性疾患患者の椎間板に炎症性サイトカインにより発現が誘導されるCCL20/CCR6の発現が確認されたことからCCL20/CCR6が腰椎間板変性に関与している可能性があると考えている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

腰痛は直接生命を脅かすものではないが、ADLを下げるばかりでなく患者のQOL低下を招き、人的にも社会的にもその経済的損失は計り知れない。椎間板変性症の病態解明が明らかにされれば、腰痛治療の新規分子標的治療薬として世界に先駆けて報告でき、腰痛患者の社会的コストの減少につながる可能性がある。 今回、椎間板変性に関与するWntシグナルにおける疼痛関連因子NGFの発現を解析したが、Wntシグナルは直接的にNGFの発現に関与せず、疼痛伝達ではWntシグナル以外の因子であるケモカインや炎症性サイトカインが間接的に関わっている可能性が示唆され、新たな疼痛治療薬のターゲット因子として考慮された。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 椎間板細胞を用いたWntシグナルによるCCN familyの機能解析2017

    • 著者名/発表者名
      檜山明彦
    • 学会等名
      第32回 日本整形外科基礎学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi