| 研究課題/領域番号 |
17K10950
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
整形外科学
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| 研究機関 | 大阪医科大学 |
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研究代表者 |
根尾 昌志 大阪医科大学, 医学部, 教授 (80311736)
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| 研究分担者 |
横田 淳司 大阪医科大学, 医学部, 講師 (10449564)
近藤 洋一 大阪医科大学, 医学部, 教授 (40284062)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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| 配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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| キーワード | C5麻痺 / 頚髄後方移動 / 神経根 / 神経伸長 / ラット / 後縦靭帯 / 血液神経関門 / 脊髄後方移動 / 術後C5麻痺 / 頸部頸髄症 / 頸髄後方除圧 / 発生機序 |
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| 研究成果の概要 |
頸椎除圧術後の遅発性上肢麻痺(C5麻痺)の病態解明を目的に、ヒト屍体における頚神経根周囲組織の解剖学的特徴と、ラット頸椎後方除圧モデルにおける頚神経根の病態を調べた。ヒトでは後縦靭帯浅層線維の外側部が神経根の背側に回り込こみ、袖状に神経根をアンカリングしていた。ラットでは頚髄は術後徐々に後方移動し、それに伴い頚神経前根、特にC6前糸が高度に伸長され、ラットではC5,6支配である三角筋においてMEP潜時が遅延していた。C6前根では静注した色素が神経内膜内に漏出し、BNBを構成する膜蛋白claudin-1の遺伝子発現も低下し、血液神経関門(BNB)の機能不全が示唆された。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果は、頸椎後方除圧術後に生じる脊髄後方移動により、頚神経前根が徐々に伸長され三角筋麻痺を惹起するメカニズムと、伸長された神経根内に生じるBNBの機能不全、浮腫性変化を初めて明らかにした。これらの結果より、今後C5麻痺の予防法を確立していく足掛かりを得た。しかし、諸家のこれまでの研究結果を総合すると、C5麻痺は脊髄後方移動のみならず、手術操作による筋肉の腫脹や脊髄の障害も含め、異なる部位に生じる複数の因子により発症すると考えられるため、その原因究明には今後も多面的アプローチによる研究が必要である。
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