研究課題/領域番号 |
17K10956
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上原 浩介 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20599063)
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研究分担者 |
森崎 裕 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30508099)
矢野 文子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (80529040)
張 成虎 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80780551)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 腱 / 腱再生 / LMD / RNAシークエンス / FACS / laser micro dissection / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
腱再生に関わるメカニズムを解明するため、8週齢C57BL/6Jマウスのアキレス腱を全切除した後に再生してくる線維性組織を経時的に観察した。再生組織は術後3ヶ月においても異所性軟骨・石灰化を伴い、コラーゲン配列の乱れた正常腱とは程遠い組織でありReal time PCRにおいても同様の結果であった。さらにLaser micro dissection(LMD)法で正常腱と再生組織の部位別にRNAを抽出し、RNAシークエンスを行ったところいくつかの腱再生に関与していると推察される複数のサイトカイン、分子シグナルが同定された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腱の障害は、若年者のスポーツ外傷から高齢者の変性断裂に至るまで、全年齢層で起こりうる病態であり日常生活に重大な影響を与えることが知られている。一方、骨や軟骨と比べると、腱の再生に関しての研究は決して盛んとは言えず、多くは謎に包まれている。本研究において得られた知見は腱再生のメカニズムの解明につながる可能性があり、この知見を用いた腱障害の新たな薬剤や治療法の開発は腱障害における重大な日常生活の影響を低減するだけでなく、医療費の軽減にもつながる事が期待される。
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