研究課題/領域番号 |
17K10957
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
中村 美穂 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 非常勤講師 (40401385)
|
研究分担者 |
山下 仁大 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (70174670)
堀内 尚紘 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助教 (90598195)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 破骨細胞 / 人工関節 / 骨溶解 |
研究成果の概要 |
本研究は、人工関節インプラント周囲の骨溶解メカニズム解明に取り組み、骨溶解防止・治療に役立つマテリアルデザインに応用することを目指した。インプラント周囲結合組織の電子顕微鏡解析により金属摩耗粉の表面および粒子内部の化学的組成を特定した。病理組織学的解析により、摩耗粉周囲に集積した細胞の種類を特定した。また、人工関節周囲の応力遮蔽部位における骨塩の材料学的解析を行い、炭酸含有量、電気的エネルギーを比較検討することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人口の急速な高齢化に伴い、骨粗鬆症等が原因の人工関節置換例が増加している。人工関節置換術は20世紀に開発された整形外科治療で最も成功している治療法のひとつとして評価されている。しかし、近年、人工関節のゆるみが進行し、再置換が必要となる症例が増加している。本研究では、人工関節周囲でゆるみを引き起こす原因の一つである骨溶解に着目した。本研究成果に基づき、骨溶解機構を解明することで、骨溶解防止のための新しいバイオマテリアルデザインに寄与することが期待される。
|