研究課題/領域番号 |
17K10958
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
早乙女 進一 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (20401391)
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研究分担者 |
大川 淳 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30251507)
吉井 俊貴 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (50583754)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | HAp/Col / BMP / 骨癒合促進 / ガンマ線 / 多孔質HAp/Col / 漿液腫 / 骨折 / ハイドロキシアパタイト・コラーゲン複合体 / 骨折治療 / 人工骨 |
研究成果の概要 |
骨補填材であるハイドロキシアパタイト・コラーゲン複合体(HAp/Col)を骨折部に使用することで骨折の治癒を促進できることを動物の実験モデルを用いて証明することができた。また、これにBone morphogenetic protein (BMP)を組み合わせることでさらに骨癒合を促進できることも証明することができた。またHAp/Colの滅菌に用いられるガンマ線照射がHAp/Colの性能を低下させることを確認するとともに、ガンマ線照射の影響を軽減させる方法の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般的な骨折で生じるような小さな骨欠損においてもHAp/Colを充填することは骨癒合を促進できることが確認された。さらにBMPを併用することで飛躍的に骨癒合が促進されることも確認された。ただし、HAp/Colを滅菌するために用いられるガンマ線照射はHAp/Colのコラーゲン線維を変成させることで、骨補填材としての性能だけでなくBMP担体としての性能も著しく低下させることが確認された。また、本研究ではガンマ線照射による影響を軽減させる方法の一つを示すことに成功した。 骨折治療において、「骨癒合」という生物学的な治癒過程を促進することができる可能性を示すことに成功した。
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