研究課題/領域番号 |
17K10961
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
安田 剛敏 富山大学, 学術研究部医学系, 講師 (20377302)
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研究分担者 |
金森 昌彦 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (20204547)
鈴木 賀代 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (20456388)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 骨軟部腫瘍 / 肉腫 / 転移 / オートファジー / プログラム死 / 骨・軟部腫瘍学 |
研究成果の概要 |
目的は、骨軟部肉腫の増殖・進展過程におけるオートファジーの役割を解明することである。転移能の異なる骨肉腫細胞株と軟部肉腫細胞株を用いて、肺転移形成の過程での、原発巣、循環腫瘍細胞および肺転移巣でのオートファジーの発現を検討した。その結果、原発巣でのオートファジーは、初期の発生や生着の早期段階では抑制的に作用するが、急激に増殖する際には促進的に働く。転移巣では、原発巣と同様に生着の早期では抑制的に作用するが、急激に増殖する際には’’間引き’’のために促進的に働く。この原発巣と転移巣での時間的、空間的なオートファジーの発現の違いが転移形成を規定し、転移能の違いにつながる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頻度の高い代表的な骨肉腫と未分化肉腫での転移形成過程において、オートファジーの時間的および部位での相違を明らかにした。これによって、早期転移診断マーカーや転移治療の臨床応用への礎となり得る。
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