研究課題/領域番号 |
17K10963
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
浦川 浩 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (60584753)
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研究分担者 |
新井 英介 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40612841)
生田 国大 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40732657)
西田 佳弘 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院教授 (50332698)
濱田 俊介 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (90747289)
大田 剛広 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (30801451)
酒井 智久 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (40821971)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 細胞外マトリックス / 免疫応答 / 免疫チェックポイント阻害剤 / ヒアルロン酸 / 肉腫 / 腫瘍免疫 / 薬物療法 |
研究成果の概要 |
骨軟部肉腫におけるヒアルロン酸を中心とした細胞外マトリックス・細胞膜上受容体・細胞内シグナル伝達のネットワークと腫瘍免疫との関係を明らかにし、これらをターゲットとした新規免疫治療の確立を目的として免疫チェックポイント分子とヒアルロン酸ネットワークの関係を評価した。骨軟部肉腫細胞においては豊富な細胞外マトリックスを認め免疫チェックポイント分子の発現との関係において一定の関係がみられ、骨軟部肉腫腫瘍組織においては豊富なヒアルロン酸発現を認め、一部の組織型において免疫細胞浸潤と免疫チェックポイント分子発現を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腫瘍内では腫瘍免疫により抗がん剤など既存治療への抵抗性が獲得されており、骨軟部肉腫においてヒアルロン酸を中心とした細胞外マトリックス・細胞膜上受容体・細胞内シグナル伝達のネットワークが腫瘍免疫にかかわっている可能性が示唆された。細胞外マトリックスの産生・蓄積の制御、あるいはマトリックス-細胞膜上受容体の相互作用を制御することにより、骨軟部腫瘍において抗腫瘍免疫応答を引き起こすことが可能となり、新規腫瘍免疫療法の開発が期待される。
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