研究課題
基盤研究(C)
ウロコ由来Ⅰ型コラーゲンは、生体組織と同じ線維構造を再現できるという独自の特徴を持ち、従来のコラーゲン人工組織と比べ非常に強度に優れおり高い細胞分化促進効果、スポンジ状・シート状等、高い加工性も持ち合わせている。Cell free 軟骨欠損修復補填材料としても高安全性、高強度軟骨再生製品として軟骨欠損補填・再生デバイスとなる可能性がある。
軟骨欠損のセルフリー修復材料はこれまでに開発されておらず、本マテリアルは生体親和性が高く、有用な軟骨欠損補填デバイス/再生スキャフォールドとなる可能性が示唆された。この材料は魚類由来であり病原伝搬性の観点からも優れる可能性がある。軟骨疾患は高齢化社会における寝たきりの重大な原因の一つであり、その治療に貢献することは、公衆衛生の面でも、医療経済面でも高い意義が期待される。
すべて 2019
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
Regan Ther
巻: 28 ページ: 106-113
10.1016/j.reth.2019.06.002
J Bone Joint Surg Am
巻: 101 ページ: 710-721