研究課題/領域番号 |
17K10967
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
李 相亮 昭和大学, 医学部, 講師 (40533732)
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研究分担者 |
新倉 隆宏 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (40448171)
福井 友章 神戸大学, 医学部附属病院, 特定助教 (50437688)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 骨再生 / iPS細胞 / 間葉系幹細胞 / 軟骨分化 / 軟骨内骨化 / 細胞移植 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
軟骨分化誘導させたヒトiPS細胞由来間葉系幹細胞(iMSC)の移植により,軟骨内骨化を介した骨再生が可能であるかを検討した。免疫不全マウスに2mmの骨欠損を作製し、iMSCを軟骨分化誘導して得られたiMSC由来軟骨ペレットを骨欠損部に移植した。移植8週後に評価を行ったところ、X線学的・組織学的骨癒合を認めた。組織学的に軟骨内骨化を介した骨再生過程を認めた。腫瘍化は認めなかった。 以上より、iMSC由来軟骨細胞移植によって、軟骨内骨化と類似した過程を経て,骨欠損部の骨再生が起きることが示された。ヒトiPS細胞を用いた軟骨内骨化を模した本骨再生療法は、骨欠損に対する新たな戦略となりうる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、軟骨分化させたiMSCの細胞移植が、難治性骨折・骨欠損において、優れた再生能を有することが明らかとなった。本研究結果は、ヒトiPS細胞を用いた骨再生医療の将来の臨床応用の際の重要な情報となりうる。ヒトiPS細胞を用いた骨再生療法に関する知見が大きく広がり、ひいてはiPS細胞を用いた安全で確実な骨再生療法の実現への一歩となることが期待される。
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